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ヴィノテーク / Vinothèque No.289 2003年12月号
特集「容姿妖艶、香り妖婉なシャンパーニュの謎に迫る」
2002年に続き12月にシャンパン特集を組み、自ら恒例と銘打ったシャンパン特集。田崎真也のテイスティングによる「味わいチャート」は、シャンパンの選択に役立ちます。
内容
特集 ル・シャンパーニュ
12月号は恒例のシャンパーニュの大特集。ソムリエ田崎真也がブリュット・ノン・ヴィンテージョとロゼ65種のシャンパーニュをテイスティングし、香りと味わいの座標軸で分けられた4つのゾーンに分類しました。「果実香主体、爽やかな味わい」、「果実香主体、ふくよかな味わい」、「熟成香主体、爽やかな味わい」、「熟成香主体、ふくよかな味わい」のシャンパーニュはどのシャンパーニュなのか、この『味わいチャート』を見れば一目瞭然。師走のシャンパーニュ選びが本当に楽しくなりそうです!ヴィンテージ・シャンパーニュは「1997」にこだわって、市場にある12種のテイスティング・コメントを、ヴィンテージ1997にあえて挑戦したメゾンの声とともに発表。
6月号、ソーヴィニヨン・ブランの香りに迫ったボルドー第二大学醸造学部の富永敬俊氏がシャンパーニュの香りの謎を解きます。フルート・グラスに注いだ瞬間からミステリアスな容姿を披露し、摩訶不思議な香りを放つシャンパーニュという飲み物・・・。それはなぜ・・・?天空に散りばめられた星屑のような泡があるから・・・。それとも蜃気楼のように移ろいゆく、ブケをもつから・・・。と、不思議の国に今たたずむ私たちですが、なぜ、どのように泡が立ち上がるのか、特有なブケの正体は等々、シャンパーニュの謎に科学的見地から迫ります!
畑から始まるシャンパーニュ・ヴーヴ・クリコのハウス・スタイル、コート・デ・ブランのシャルドネにこだわるサロンとドラモット、クロ・デ・ゴワセ・ヴァーティカル・テイスティング、アンリオ・シャンパーニュの古酒を利く、2003年の収穫ルイ・ロデレール、ルイ・ロデレール・デギュスタシオン、クリュッグと野田岩の天然くだりうなぎ、ニコラ・フィアットと日本料理、ユニークなロゼ・シャンパーニュ、ドン・リュイナール・ロゼ1998などなど、シャンパーニュの最新情報はシャンパーニュ・あ・ら・か・る・とをご覧ください。
焼きそばパンとよく冷やしたシャンパーニュはマニア垂涎の極上ランチ!B級グルメをこよなく愛する葉山考太郎が繰り広げる「B級グルメのデンプン論争」。
11月号に引き続きお届けする、カリフォルニアのモンテ・ベロはリッジ・ヴィンヤーズで今年2003年の収穫と仕込みを体験中の立花峰夫氏の奮闘 現場レポート。今回は醸造クルーたちに視点をあてています。また、ショート・マセレーションやユニークなタンク使いなど、リッジワインの味の秘密がここにあります。