シャンパーニュAOC拡張計画、23年越しで断念 生産者組合が決定

シャンパーニュの生産者組合SGVは10月21日、2003年から進めてきたAOC生産地域の拡張計画を断念すると決定しました。気候変動や販売の減少など、計画開始時から状況が大きく変わったことを理由としています。

ニュース内容

要旨
・シャンパーニュ生産者総組合(SGV)は2026年10月21日、2003年から進めてきたAOC生産地域の拡張計画を最終的に断念すると決定しました。 ・INAOの調査では40村の追加と2村の除外が提案されていましたが、今回の決定で約3万4,000haの現行生産地域が維持されます。 ・SGVは気候変動、経済の不確実性、地政学的な緊張、消費動向の変化により、計画開始時と状況が大きく変わったことを理由に挙げています。
シャンパーニュ生産者総組合(SGV)は2026年10月21日、2003年から進めてきたAOCシャンパーニュの生産地域拡張計画を最終的に断念すると決定し、共同で作業してきたフランス国立原産地品質研究所(INAO)に通知する方針です。SGVは1万6,295人の栽培者を代表する団体で、アペラシオンの管理団体(ODG)の運営も担っています。計画の発端は、1927年の線引きで外れたフォンテーヌ=シュル=アイ村が1995年に国務院で勝訴し、1998年に30haが編入されたことでした。同様の訴えが相次いだことから、SGVは2003年、技術的基準による見直しをINAOに要請しました。INAOの調査では40村の追加と2村の除外が提案されていましたが、今回の決定で現行の319村、約3万4,000haの生産地域が維持されます。SGVは理由として、気候変動の影響、経済の不確実性、地政学的な緊張、消費動向の変化を挙げています。過去20年で平均気温は約1度上昇し、販売本数は2007年の過去最高3億3,900万本を下回る水準が続いています。2025年の販売は3年連続で減少し、2026年は史上最も早い8月初旬に収穫が始まりました。一方、編入を求める248村との法的問題は未解決のまま残っています。

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