シャルドネ とは

シャルドネ / Chardonnay

フランス、ブルゴーニュ地方原産の白ワイン用ぶどう品種。CHと略される事もある。

シャルドネは辛口の白ワイン用品種として最も人気が高く、世界中で栽培されており、その歴史は14~15世紀にさかのぼります。また、非常に栽培しやすい品種でもあり、気候からみても、冷涼な地域から温暖な地域まで、満足したワインを造ることができます。

シャルドネは強く突出した性格がなく中立的で、栽培された地域の気候や土壌、醸造方法によって大きく影響を受けるため、産地や造り手による個性が楽しめる品種でもあります。たとえば、樽熟成した場合には、香ばしい香りでコクとボリュームを持つワインとなり、一方ステンレスタンクで熟成したものはシャープでフルーティーな清清しい味わいとなります。気候においても、実に様々な表情を見せ、一般に涼しい気候の下で栽培されると、柑橘系の酸味やリンゴの風味、ミネラルの個性などを持つシャープな味わいのワインになる事が多く、オーストラリアやカリフォルニアなどの暖かい地方で栽培された場合には、トロピカルフルーツなどの甘い風味を強く持つ事が多くなります。

シャルドネを味わいたいと思ったら、まずはシャブリから。というのはシャブリが最もシャルドネのクラッシックな栽培地域であり、また、通常のシャブリは樽での醗酵や熟成は行わないので、ストレートにシャルドネのフレーヴァーを楽しむことができます。

ほかにも、ブルゴーニュで白ワインといえばシャルドネですし、シャンパーニュを始めとする多くのスパークリングワインの原料としても知られています。

シャンパンではほかに、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエが主に使われます。そのほかのぶどう品種も含め、シャンパンで使用されるぶどうの品種にまとめてあります。

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